ごあいさつ

こんにちは。スギ花粉飛散は終わり、ヒノキの花粉飛散もピークを過ぎました。当院は三重県松阪市五反田町に開設している耳鼻咽喉科医院です。松阪市立幸小学校、殿町中学校の近くで、松阪城跡の南の住宅街の中にあります。 診療科目は耳鼻咽喉科・気管食道科・アレルギー科です。この地で開業して今年6月で22年になりますが、これまで当院が大過なく来られたのも、近隣の方々や関係者の皆様のお陰と感謝申し上げます。開院当初と同様、地域に根ざした地道な診療を行って参りますので、ご指導・ご鞭撻を何卒よろしくお願いいたします。


当院の基本方針は、十分な説明を行った上に本人・家族の希望に応じた治療を行うことです。納得していただくためには患者お一人お一人の診察にどうしても時間がかかるため、お待ちいただく時間が長くなることもあるかと思います。少しお待ちいただかなければならないこともありますが、このような開院以来からの当院の基本方針をご理解いただき、ご容赦いただければ幸いです。丁寧な診察には時間がかかりますが、皆様に納得いただける診療を行うことをお約束します。このような方針を維持してゆくためにも、当院は『耳鼻咽喉科専門医』2名での診療を行っています。


信頼される診療の一環として、目で見て納得していただける診療を基本としております。耳、鼻、のど等は診察している医師しか従来は見えない部位でしたが、当院では鼓膜や外耳道、鼻内、声帯の動き、更にはめまいにおける眼球の動き等をCCDカメラで撮影し、コンピュータ記録して、本人および家族にも一緒に見ていただきながら診察を進めます。経時的に病変をご覧いただけますので、治療経過が一目瞭然となります。勿論、めまい検査の重心動揺計検査や甲状腺腫瘍などでの超音波検査(エコー)なども同様にコンピュータに記録され、以後の診断・治療に役立てております。レントゲン写真もデジタル化し、、聴力検査・ティンパノメトリーのデータなどもネットワーク化されました。 また、ファイバースコープの光源をハロゲンやキセノンランプであったものをLEDに変更しました。ファイバースコープもハイビジョン対応のものを導入いたしました。


スギ花粉症・ハウスダストアレルギーなどのアレルギー疾患についても、お一人お一人の症状に応じて、治療方針を決定いたします。顕微鏡による鼻汁検査を行うことにより、「風邪なのか?アレルギーなのか?」を来院当日、即座に判断いたします。日本アレルギー学会の『アレルギー専門医』としての立場より、適切な助言をさせていただきます。スギ花粉症・ダニアレルギーなどに対する舌下免疫療法・皮下免疫療法も行っております。


近隣の内科、小児科などと緊密に連絡を取りながら、最適な治療を考えさせていただきます。勿論、市内の松阪市民病院、松阪中央総合病院、済生会松阪総合病院や伊勢赤十字病院、三重大学医学部附属病院、三重中央医療センター、三重病院、更には三重大学勤務時代から長い付き合いのある県内外の大学病院・がんセンターなどとも緊密に連携しております。


当院は松阪市内にあるものの、少し分かりにくい場所にあるため公共交通機関を利用してご来院いただくのが難しいかと思います。敢えてこの場所に診療所を開設したのも、院長の方針です。また、当院の方針で医院の案内板などの広告・看板類や電話帳広告などは全く出しておりませんので、ホームページの「地図」の項目をご覧いただき、気をつけてお越し下さい。初めての方はカーナビゲーションの利用をお勧めします。周りは田圃ばかりだった開院当時と異なり、今では周囲はすっかり住宅街となっており、当院を見つけにくいかもしれませんから。


なお、当院は予約の方を優先して診療をしております。受付順ではありませんので、その旨をあらかじめご了解下さい。また、患者数があまりにも多くなった場合、駐車場や窓口対応の問題などのため、予約のある方・他院からの紹介状を持参の方以外の診察受付時間を早めることがありますので、あらかじめご承知おき下さい。時間変更はその都度、院内掲示および当ホームページ「診療案内」でお知らせしております。


新型コロナウイルス感染の第10波も徐々に落ち着きつつあります。しかし、4月中旬の今も、いつ・どこで患者発生があっても不思議ではない状況にまだ変わりはありません。インフルエンザもA型からB型に完全に代わっていますが、コロナ・インフルエンザの同時流行となっています。両者共に減少傾向にありますが、まだ油断することなく、これまでと同様に当院では感染対策に十分な気配りを心がけて参ります。職員一同、皆様のみみ・はな・のどの健康を守るために全力でお手伝いをさせていただきます。