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創立100周年記念式

ー 450人が活気ある教育 ー



 平成14年5月26日(日)、朝見小学校創立100周年記念式典(創立記念日は5月28日)が、体育館に関係者450人が参加して盛大に開催された。先人と共に培ったその歴史をたたえ、記念コンサート、講演ののほか、陶壁の除幕式や餅まき、マスつり・マスつかみ、芸能大会など多彩なイベントもにぎやかに開かれた。会場の随所で披露された母校の活気あふれる教育と香り高き文化。明治、大正、昭和、平成と続く1世紀の時の流れを噛み締め振り返る参加者の顔は、感慨深げで、新たな歴史の創造に意欲を燃やすスタートの1日ともなった。

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 式典は午前9時から始まり、野呂昭彦松阪市長をはじめ、歴代校長やゆかりの先生、PTA関係者など来賓多数と、在校生、教職員、保護者、同窓会、地域の人々が参加。
 まず、田村正創立100周年記念行事実行委員長が100年を振り返りながら、「21世紀も、豊かな個性を伸ばし、生き生きとした子供たちを育てなければ《と延べ、続いて花山初子校長が「朝見には県教育史にも残る実績があり、個性を大切に文化と伝統をはぐくんできた。今も人と人とのつながりを大切に、健康で自ら行動のできる子どもの育成を目指している《とあいさつ。来賓を代表して野呂市長が祝辞。祝電披露の後、全校児童142人が「生きる《をテーマに、自分たちで作った呼びかけと、みんなの大好きな歌「ビリーブ《を組み合わせたメッセージを声高らかに語り、歌い上げた。

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全校児童がメッセージ「生きる《を披露



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熱唱で100年を祝福

榎本真美さんらがコンサート

 東京芸術大学大学院の音楽研究科独唱科で学ぶソプラノの榎本真実さん(平成2年卒)らが記念コンサートで、舞台を盛り上げた。
  プログラムは、日本の唱歌・アニメソング・オペラのアリアなど変化にとみ、「乾杯の歌《に始まり、「日本の唱歌メドレー《「歌の翼に《「アメージング・グレース《をデュエットで、「もののけ姫《「私の大好きなお父さん《「あなたの声に私の心は開く《をそれぞれのソロで。全15曲を約1時間にわたり、あでやかなドレス姿で熱唱。澄み切った歌声が盛んな拍手を集めた。


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「ピンチはチャンス《
オリンピック金メダリスト古賀稔彦さんが講演

 バルセロナ五輪の金メダリスト、古賀稔彦さんが「人生の教科書《と題して記念講演。厳しい柔道の練習や試合を振り返りながら、「夢や希望、目標は与えられて成就するものではない。1パーセントでもその可能性を信じ、自主的にやる気を正面に出すところから新しい自分が生まれる。ピンチは最大のチャンスだ《と力説。足のけがにもかかわらず、金メダルを獲得した輝かしい体験は説得力十分で、聴衆の目を釘付けにした。


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1000匹のマスをプールに

 学校東側のプールでは、ユニークなマスつり大会が開かれ、子供たちは大喜び。推進30cmに体長20cm前後のマス1000匹が放たれ釣りを楽しんだ後はマスつかみ。ずぶ濡れになりながらマスを追いかけた。







児童手作りの陶壁除幕
 
      百合多実雄さんが指導

 式典に先立って午前8時30分から正面玄関に取り付けられた陶壁の除幕式が行われた。
 陶壁は、本校の卒業生で、宮川村に「百峰窯(登り窯)《を構え、陶芸家として活動している百合多実雄さん(昭和33年卒)の指導を受け、全校児童が作製し、百峰窯で焼き上げられた。
  下絵は奥村愛さん(平成14年3月卒)の作で、「校庭のでっかいクスノキの周りで、子供たちを象徴した鳥が羽ばたき、虫が遊び、バックに夢の虹を配したもの《で、『生きる』と吊づけられた。
  縦約2.2m、巾約1.8mの大作。百合さんと児童代表が除幕すると、玄関の西壁面に41ピースの陶壁が姿を表し感動のどよめきがおこった。野呂市長もあいさつの中で、「温かい母校を象徴する力作《と賞賛された。


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100周年記念陶壁画制作
テーマ『生きる』

 


 全校児童から原画を募集し、命の環境再生の願いを込め、未来に向かって生きることをテーマに、百合先生の指導のもと、全校児童が制作に参加しました。
 作品は41ピースの陶板に分けられ、工房「百峰窯で3日3晩かけて焼成されました。
100周年にふさわしい思い出に残る行事でした。
皆さんと共に創り上げた陶壁画。
きっといつまでも残ることでしょう。
テーマ「生きる《ことの中には様々な人間のドラマがあり、自然の営みが繰り返されます。
人間は、自分の心を何かに置き換える動物です。
人の心は”生”ある限り行き続けます。
そんな出来事でいっぱいの100周年行事でした。
”野に咲く花一輪人それぞれに花を持つ”最後に、皆さんに私の心の言葉を送ります。

       昭和33年卒業   百合多実雄

 


 


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